倫理学
前の記事へ← 最初の記事へ← 前回の記事の投稿から少し間が開いてしまった感があるわけだが、とりあえず再開してみたいと思う。今回取り上げる箇所は『無の自覚的限定』に収録されている論文のうち「表現的自己の自己限定」から「私と汝」までを扱った箇所で…
前の記事へ← →次の記事へ 最初の記事へ← 今回読んでいく箇所は『働くものから見るものへ』と『一般者の自覚的体系』という西田哲学で最も難解と言われる部分を論じた箇所である。西田の足跡をそのまま辿るというアプローチ方法を採用していることもあって、…
前の記事へ← →次の記事へ 最初の記事へ← 第1編第3章では『意識の問題』と『芸術と道徳』が読解されるわけだが、このメモ書きで取り上げるのは後者を扱った103-134頁にかけての部分である。 この頃の柳田の文章にも西田同様「~でなければならない」が頻出す…
前の記事へ← →次の記事へ最初の記事へ 第1編第3章では『意識の問題』と『芸術と道徳』が読解されるわけだが、このメモ書きで取り上げるのは前者を扱った79-103頁にかけての部分である。ここまで読んできて分かったことだが、柳田独自の考えは専ら注に示され…
→次の記事 西田哲学研究の歴史を振り返る上で、柳田謙十郎ほど扱いに困る人物はいないと思われる。戦時中、自らも戦争を称揚したにも拘らず、戦後しばらくして突然「西田哲学の超克」を宣言し、京都学派の戦争責任を糾弾する側に回った。呆れた所行としかい…