反哲学

読書メモ:木田元「哲学と反哲学」(1985年)①

太平洋戦争で日本の敗色が濃厚になってきた頃、田辺元は現実に対する自らの哲学の行き詰まりを痛感し、最終的には懺悔道という独自の哲学を構築するに至った。懺悔道は従来の西洋哲学同様、絶対知への到達を永遠の目標としつつも、従来の哲学とは質を異にし…

読書メモ:中村雄二郎「現代思想と西田幾多郎」(1985年)

1985年6月15日、中村雄二郎は学習院大学で開催された「西田幾多郎博士記念講演会」で講演を行った。その記録に加筆・修正を施したものが今回取り上げる「現代思想と西田幾多郎」である。中村の西田哲学論の概略を示す論文であり、「問題群としての西田幾多郎…