科学史

読書メモ:村上陽一郎『科学史の逆遠近法 ルネサンスの再評価』(1982年):第2章

下村寅太郎のルネサンス研究を理解するには下村本人の著作だけではなく、他の論者の著作にも当たる必要があるのではないか。そうすることで、下村の独自性や限界が理解できるようになるはずだ。そういう考えから、ルネサンス研究の古典及び重要研究を読もう…

読書メモ:佐々木力『近代学問理念の誕生』(1992年)序論(3-32頁)

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読書メモ:佐々木力『近代学問理念の誕生』序文(v-x)

→次の記事 下村寅太郎の科学論をより深く理解するために、私は余暇を使って近代科学の誕生に関する書物を読み進めているが、この度、新たに佐々木力氏の『近代学問理念の誕生』(1992年、岩波書店)を読むことにした。下村も熱心に研究していた科学革命論を…