純粋経験

読書メモ:西田幾多郎『善の研究』(1911年)第1編第2章

前の記事へ← 前回に引き続いて、西田幾多郎の『善の研究』を読み進めていきたい。今回も『西田幾多郎全集』新版第1巻に収録されているバージョンを参照した。 第1編第2章:思惟(16-24頁) 判断は独立した二つの表象を結合するものだと思われているが、実際に…

読書メモ:クラウス・リーゼンフーバー「純粋経験と絶対意志」(1994年)

1994年、故上田閑照氏が編者となって『没後五十年記念論文集 西田哲学』が岩波書店から出版された。大橋良介氏、野家啓一氏、故新田義弘氏ら第一線級の研究者が寄稿していることもあり、2021年の今も読まれるべき価値のある論考が多数収録されている。 今回…

読書メモ:西田幾多郎『善の研究』(1911年)序文+第1編第1章

→次の記事へ 私は京都学派の哲学に関心を持ったのは田辺元の「死の哲学」に惹かれてのことであり、最近になるまで西田幾多郎の哲学にはあまり魅力を感じなかった。それもあって、西田のテクストを直接読んだ経験は乏しい。自力で『善の研究』と『思索と体験…