高橋里美に関する日本語文献(メモ、随時更新の予定)

高橋里美についての日本語文献の一覧を作成したので、ここに公開する次第である。門外漢が作成したので、取りこぼしてしまったものも少なからずあると思う。その点に留意して使って頂きたい。なお、高橋に関する研究は英語圏でも行われている(例:Makoto Ozaki(2001)『Individuum, Society, Humankind The Triadic Logic of Species according to Hajime Tanabe』,Brill)。

高橋本人の著作が収録されたもの

下村寅太郎・古田光編(1965)『現代日本思想体系 24.哲学思想』,筑摩書房
→高橋の『包弁証法』を収録している。
三宅剛一ら編(1973)『高橋里美全集』全7巻,福村出版
野家啓一(2001)『全体性の現象学』,燈影舎
→収録されている作品はリンク先を参照のこと。野家氏の解説も付されている。

なお、高橋の著作の中には国会図書館のデジタルコレクションで公開されているものがある。公開されているのは「ヘーゲル主義と新カント主義」(1931年)、「認識論(上)」(1932年)、『包弁証法』(1942年)、「日本的原理の探究」(1942年)、高橋が訳したベルクソンの『物質と記憶』(1914年)である。

高橋に関する回想

高橋里美先生を偲ぶ文集刊行会編(1979)『高橋里美 人と思想』,日本化研印刷出版部
宇野弘蔵(1964)「高橋里美先生と私」,『思想』第482号,106-109頁

研究文献

家永三郎(1998(1974))『田辺元の思想史的研究 戦争と哲学者』,『家永三郎集』第7巻,岩波書店
合田正人(2018)「「種の論理」論争をめぐって ―高橋里美、務台理作再考―」,『日本哲学史研究』第14号,25-44頁
小坂国継(1997)『西田幾多郎をめぐる哲学者群像 近代日本哲学と宗教』,ミネルヴァ書房
下村寅太郎(1990a(1949))「明治以降の日本哲学」, 『下村寅太郎著作集』第12巻,509-529頁,みすず書房
下村寅太郎(1990b(1965))「日本の近代化における哲学について」, 『下村寅太郎著作集』第12巻,530 -549頁, みすず書房
菅原潤(2018)『京都学派』,講談社
滝浦静雄(1999)「日本における現象学の可能性 ―二人の先達、高橋里美と三宅剛一に拠りながら―」,『現象学年報』第15巻,79-94頁
滝沢克己(1936)『西田哲学の根本問題』
→第3部で高橋の西田哲学批判を取り上げている。『滝沢克己著作集』第1巻(1972年)及び『西田幾多郎研究資料集成』第3巻(2009年)に収録。

滝沢克己(1939)「西田哲学と田辺・高橋博士の哲学」
→元々、三笠書房から出た『哲学教養講座』の第1巻と第2巻に「現代日本の哲学」という題で分載されたもの。タイトル変更の後、『現代日本哲学』(1940年)や『滝沢克己著作集』第1巻、『西田幾多郎研究資料集成』第3巻に収録。
田辺元(1964a(1935))「種の論理と世界図式 ―絶対媒介の哲学への道―」,『田邊元全集』第6巻,171-264頁, 筑摩書房
田辺元(1964b(1937))「種の論理に対する批評に答ふ」,『田邊元全集』第6巻,399-445頁, 筑摩書房
田辺元(1964c(1937))「種の論理の意味を明にす」,『田邊元全集』第6巻,449-521頁, 筑摩書房
田辺元(1964d(1949))『哲学入門 哲学の根本問題』,『田邊元全集』第11巻,3-132頁, 筑摩書房
田辺元(1964e(1953))「北軽井沢特別講義」,『田邊元全集』第15巻,287-348頁, 筑摩書房
直江清隆(2010)「高橋里美の包弁証法」,『ヘーゲル哲学研究』vol.16,こぶし書房
中村雄二郎(1968)『日本の思想界 ―戦前・戦中・戦後』,勁草書房(同書は後に『中村雄二郎著作集』第一期第二巻に収録された)
西谷啓治(1988(1936))「西田哲学をめぐる論點 ―山内、高橋、田邊諸博士による批判の考察―」,『西谷啓治著作集』第9巻,191-224頁
野辺地東洋(1997)『西田哲学批判 ―高橋里美の体系―』,大明堂
藤田正勝(2018)『日本哲学史』,昭和堂
舩山信一(1995(1948))『日本哲学者の弁証法』,こぶし書房
舩山信一(1999a(1953))「西田哲学及び田辺哲学と高橋哲学」,『舩山信一著作集』第5巻,190-203頁,こぶし書房
舩山信一(1999b(1961))「日本近代哲学史における高橋哲学の地位」,『舩山信一著作集』第5巻,176-189頁,こぶし書房
舩山信一(1999c(1973))「高橋哲学の特色」,『舩山信一著作集』第5巻,204-205頁
山内得立(1937)『体系と展相』,弘文堂
三宅剛一(1964)「高橋哲学について」,『思想』第482号,95-105頁
三宅剛一(1976)『哲学概論』,弘文堂
宮山昌治(2006)「大正期におけるベルクソン哲学の受容」,『人文』第4巻,83-104頁